WeWork破綻から考える! 地方密着コワーキングスペースの強み

こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です!WeWorkのコワーキングスペースについてご存知ですか?

WeWorkが経営破綻したというニュースは、一時期世界中で話題となりました。瞬く間に巨大化したコワーキングスペースが崩壊する様子に、衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。WeWorkは、「未来の働き方をリードする」として注目を浴び、その勢いのまま、世界中に拠点を展開していきました。しかし、いわばバブル的な「期待先行」の拡大が仇となり、実態の伴わないまま経営が悪化していったのです。

今回は、WeWorkが破綻に至った背景や、リモートワーク時代における地方コワーキングスペースの強み、そしてRoom8がなぜ皆さんにとって「安心して利用できる場所」なのかを解説していきます。WeWorkの事例から、地域密着型スペースの価値についても一緒に考えてみましょう!

WeWorkが破綻に至った理由と営業を続けている背景

WeWorkの急速な拡大と期待先行によるバブル経済を表現した、東京のビジネス街の風景

1. WeWorkの「期待先行」バブルと拡大の代償

WeWorkは、設立からわずか数年で急成長を遂げ、「未来の働き方」を象徴するブランドとして注目を集めました。しかし、その成長は事業の実態よりも「期待」が先行したバブル的なものでした。

  • 株主や投資家の「大きな利益が見込める」という思惑
    WeWorkは、コワーキングスペースを「不動産の枠を超えた革新的サービス」と位置付け、多額の投資を受けながら世界中に拠点を拡大しました。試算がしっかりと伴わないまま、投資家や株主の「莫大な利益が生まれるのでは?」という期待が膨らみ、借り入れと拡大を続けた結果、負債も増大してしまったのです。
  • 実際の収益力と経営コストのミスマッチ
    WeWorkのような一等地での大規模オフィス展開は、経営コストが非常に高く、利用者が100%稼働しても利益が出にくい状況が続いていました。しかし、こうした収益モデルの不安定さは見落とされ、株主の期待がさらに拡大を加速させる結果に。「短期的な利用者に優しいフレキシブル契約」と「高額な長期リース料」というギャップが、経営を圧迫していったのです。
  • リモートワークの普及が経営に追い打ち
    コロナ禍でリモートワークが加速し、多くの企業がオフィスを縮小しました。特に大手企業がWeWorkのオフィスから撤退したことにより、収益が激減し、家賃支払いのための財源も一気に苦しくなってしまったのです。

2. 破綻後も営業を続ける理由:「秩序ある撤退」とは?

WeWorkは経営破綻により一部の事業再編を進めているものの、全拠点を一斉に閉鎖するのではなく、「秩序ある撤退」を実施しています。もし、全拠点で急に撤退すれば、拠点ごとの保証金返還義務が一斉に発生してしまい、さらなる資金難に陥る恐れがあるため、段階的に事業整理を行いながら営業を継続しているのです。

WeWork破綻から考える「地方コワーキングスペース」の強み

WeWorkと地方コワーキングスペースの違いを表す、自然光の入る日本の郊外のワークスペース

WeWorkの破綻が示すように、都市型の巨大コワーキングスペースにはリスクがありましたが、地方型のコワーキングスペースには、それとは異なる強みがあります。特にリモートワークの普及に伴い、地方型のスペースが注目を集めています。地方のメリットを活かしたRoom8のような地域密着型スペースが、安定した運営を続けられる理由についても解説します。

地方コワーキングスペースが提供できる価値

  1. コストを抑えた利用で経営の安定性を確保 地方は家賃や生活コストが抑えられるため、初期コストや固定費を削減しながら事業を展開できます。Room8も、地域の皆さんにリーズナブルな料金で事務所として利用できるスペースを提供しており、利用者のコストパフォーマンスを重視した運営を行っています。
  2. ワークライフバランスがとりやすい 地方のコワーキングスペースは、都市部よりも落ち着いた環境が多く、リラックスした雰囲気で作業に集中しやすいという特長があります。春日井市も市街地の利便性と自然の調和が取れたエリアで、Room8ではこの特性を活かしたワークスペースを提供しています。
  3. 地域に根ざしたネットワーク形成 地方のコワーキングスペースには、地元企業やフリーランス、自治体の方々が集まりやすく、地域のネットワークが築きやすいという利点もあります。Room8でも、地元の起業家や事業者の方々が集まり、自然とビジネスネットワークが広がっています。特にリモートワークが進む今、こうした地元でのネットワーク形成は大きな価値を持っています。

Room8が皆さんに安心して利用いただける理由

WeWorkの破綻を受けて、「Room8は大丈夫?」と心配の声をいただくこともありますが、Room8が安定しているのには理由があります。WeWorkのような「バブル的拡大路線」とは異なり、Room8は地域のニーズに根ざしたサービスを重視しているからです。

  1. 地域密着型の経営で、安定した利用が可能 Room8は、地元の個人事業主や小規模事業者の皆さんが「安心して利用できる地域密着型スペース」です。地域に密着していることで、急激な拡大リスクもなく、長期的に皆さんをサポートする体制が整っています。都心のように「成長のための拡大」が目的ではなく、「地域の皆さんが成長できるためのスペース」という考えに立って運営しています。
  2. 地域のニーズに応じた柔軟なサービス展開 Room8は、と言うよりRoom8に限らずですが安定して運営できているところは、地域のニーズや顧客のニーズに合わせて運営していると思います。
    地元のニーズをしっかりと把握し、利用者に役立つサービスを中心に展開することで、コワーキングスペースを「場所」だけでなく、「地域コミュニティを支える場」として機能させています。個人事業主や起業家が必要とするサービスを適切に提供することが、持続的な運営のポイントです。
  3. 地方特有の持続可能な運営基盤 Room8は、春日井の地域に特化したコワーキングスペースとして、利用者の皆さんが無理なく長期的に利用できる環境を整えています。地域特化型のため運営規模も適正に保たれており、短期的な事務所利用でも長期的な利用でもフレキシブルに対応できることが、地方型スペースならではの強みです。

まとめ:地方型コワーキングスペースが提供する安心感

WeWorkの破綻は、都市型の大規模コワーキングスペースが抱えるリスクを再確認する機会となりましたが、地方に根ざした地域密着型スペースには、持続的な経営ができる強みがあります。

Room8は、皆さんがコストを抑えつつ安心して働ける拠点として、春日井市に根ざした「地元コミュニティの一部」としての運営を続けています。都市型コワーキングスペースに比べてリスクが低く、長期的に利用できる場所として、起業したばかりの方や小規模事業者にとって頼れる拠点でありたいと考えています。

コワーキングスペース選びで不安がある方は、ぜひRoom8にご相談ください。皆さんが安心してビジネスに専念できる環境を一緒に見つけていきましょう。

無料見学も実施してるので興味がある人はこちらからお願いします!

この記事を書いた人

コワーキングスペース 代表 鶴田 賢太

「AI系」起業アドバイザー 鶴田賢太です
春日井・名古屋で コワーキングスペース「Room8」 を運営しながら、起業家をサポートしています。

もともとは 簿記1級 から始まり、ITエンジニア、マーケティング、補助金、財務相談と、いろんな分野を経験してきました。でも、これからの時代は AI。今は 生成AI(ChatGPT・Claude・Geminiなど)を駆使して、起業を加速させる方法 を探求しています。

Webサイト制作は 100社以上、SEO対策も得意。補助金申請も 15回以上サポート してきました。けど、これからは AIをどう活用するかが、起業の成否を分ける 時代。Room8では、AI活用の相談も大歓迎です。

このブログでは、AI・IT・マーケ・補助金 など、起業に役立つ情報を発信していきます。AIを武器にしたい人、ぜひRoom8に遊びに来てください!