ChatGPTのモデルはどれが正解?GPT-4oとo1シリーズの使い分けガイド

こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です!最近「ChatGPTを使ってるのですが、どのモデルがベストなのか分からなくて……」というご相談が増えてきました。
春日井や名古屋を中心に中小企業の方々とお話ししていると、AIをビジネスに活用してみようという熱意をひしひしと感じています。

でも、ChatGPTとひと口に言っても4oモデルやo1シリーズなど複数の選択肢があって、「どれを使えばいいんだろう?」となるのも正直なところだと思います。実は僕自身も最初は同じように悩みましたし、試行錯誤を繰り返してようやく「ここはGPT-4oを使うと便利」「ここはo1シリーズのほうがいいかも」といったポイントが見えてきました。この春日井から少しでも分かりやすく使い方のヒントをお伝えしたくて、今回の記事を書いてみることにしました。

興味が湧いた方は、僕が運営しているRoom8 AI LABにも気軽に遊びに来てくださいね。ここからはGPT-4oとo1シリーズを軸に、それぞれの特徴や使いどころをステップバイステップで整理していきますので、ご質問などあれば遠慮なくどうぞ。

GPT-4oの特徴と使いどころ

GPT-4oはマルチモーダル

GPT-4oの大きな特徴として「マルチモーダル対応」が挙げられます。マルチモーダルとは、テキスト以外にも画像や各種ファイルなど、複数の媒体を扱えるという意味です。具体的にはブラウジング機能が備わっていて、ネット上の情報を参照しながら回答を生成してくれるだけでなく、ExcelやPowerPointなどのファイルもそのまま読み込めるので、分析や提案づくりをサポートしてくれるのが魅力だと考えます。普段の業務で扱う書類が多い方にとっては、この機能によって効率化につながるシーンが増えるかもしれません。

また、ファイルの出力も可能です。画像生成も可能ですし、Excelなどのファイル出力も可能です。

活用のイメージと注意点

僕が普段お話しする企業の皆さんも、資料作成やデータ処理に時間がかかってしまうという悩みを抱えていることが多いように思います。そこでGPT-4oを使うと、複数のファイル形式を一度に取り込んで、提案書やレポートを素早くまとめられるのではないでしょうか。必要な情報をすぐに引き出せるので、下準備にかかる時間をぐっと減らせると思います。

ただ、ブラウジング機能を活用して得られる情報の正確さや、Excelの機密データを扱う際のセキュリティなど、注意すべき点もあるのではないかと考えます。最終的には自分の目で内容をチェックしながら活用するのが望ましいですね。もし「ブラウジング機能はそこまで必要ない」「とにかく推論力の高さ(賢さ)を優先したい」という方は、次のセクションで紹介するo1シリーズを検討してみるのも良いかもしれません。ほかに気になる点や詳しく知りたい部分があれば、ぜひ教えてくださいね。

o1シリーズの概要と違い

推論を重視したモデル

o1シリーズは、GPT-4oに比べてブラウジングなどのマルチモーダル機能は限定的ですが、その分、推論や思考の深さに力を入れていると感じています。僕がいろいろ試したところでは、4oほど多機能ではない代わりに、一歩先を読むような考察や、論理展開が複雑な問題への対応が得意だと思います。仕事で高度な分析を求められる場面や、専門的な文章をより厳密に作りたいときに向いているんじゃないかと考えます。

o1とo1-miniの違い

o1シリーズの中でも、標準的なo1と軽量版のo1-miniがあります。ざっくり言えば、o1は「推論の正確さを重視しているモデル」、o1-miniは「そこそこの推論力を保ちつつスピードを上げているモデル」だと思います。ミーティングやチャットのようにリアルタイムでスムーズなやり取りをしたいとか、よりたくさんの文章を生成したいとかであればo1-miniの方が向いているかもしれません。逆に、多少時間がかかっても精度の高い考察が欲しいならo1を選ぶといいんじゃないかと思います。

o1 pro modeの深掘り

さらに推論を極めたい方はo1 pro modeに目を向けてみるのも面白いかもしれません。僕が触れてみた印象では、他のモデルより時間はかかるものの、より論理的に一段踏み込んだ答えが得られそうだと感じました。学術論文や専門書をまとめる場合や、リサーチに力を入れたい場合には活躍の場が多そうです。もし機能性よりも論理の厳密さを優先したい方は、o1 pro modeを試してみる価値があると思います。

ただ、推論の精度が高いからといって、絶対に間違いがないとは言い切れません。やはり最終的には自分自身の目でチェックする必要があると考えます。ここまで読んでみて気になるところや、もう少し詳しく知りたい部分があれば教えてくださいね。

僕がおすすめしたい使い分けのコツ

先ほどお伝えした「どのモデルを使うかは、求める深さや速度、マルチモーダル機能の有無をどう優先するか次第」という考え方を、もう少し具体的にお話ししたいです。そこで、YouTubeにアップされている動画を使って自動文字起こしのテキストを要約させたところ、4o・o1・o1 miniでちょっとずつ違いが表れました。下の表は僕が感じた印象をざっくりまとめたものになります。

モデル名速度(応答の早さ)推論(文章の深さ)要約結果の特徴
4o速いと感じた十分だがややあっさりマルチモーダル対応があるので便利。短めながら必要なポイントは押さえてくれる。
o14oより少し遅め4oより深いと感じたより丁寧に論理を組み立てていて、文章量も多め。専門的な場面に向いている。
o1 miniほぼ4oと同等かやや速い4oよりやや深いがコンパクトo1ほど時間をかけずに、そこそこ踏み込んだ要約を出してくれる。バランスがいい。

実際には動画の内容や文章量、質問の複雑さによって結果が変わる可能性があるので、一概には言えない部分もあります。ただ、ざっくりまとめると、4oはマルチモーダルな機能を含めた総合的な使いやすさが魅力で、スピードも速め。o1は深い推論や丁寧な論理展開を求める方に合いそう。o1 miniはその中間的な立ち位置で、スピードと推論のバランスを取りやすい印象です。

要約や文章生成では「どれだけ深い洞察が必要か」がポイントになると考えます。
例えば、簡単な足し算をさせたい場合、天才数学者にさせても、中学生にさせても結果は対して変わりませんよね。
つまり、4oで得られる結果が「これで充分!」と思えるなら、マルチモーダルの機能面も含めて4oを使うメリットは大きいと思います。逆に、マルチモーダルは不要で、もう少し掘り下げた考察が欲しいという場面ではo1やo1 miniが力を発揮してくれそうです。

まあそのうちo1もマルチモーダル対応になるでしょうが、その頃にはきっとo3が出てます笑

ここまで読んでいただいて「これなら自分の業務や使い方に合いそう」というモデルが見つかりましたでしょうか。もし具体的な利用シーンや困っていることがあれば、ぜひ聞かせてくださいね。

まとめ

この記事では、GPT-4oとo1シリーズの違いや使い分けのコツをご紹介してきました。
結論としては、マルチモーダル機能(ブラウジングやファイル連携など)を活かしたいなら4o、より深い推論力や丁寧な分析を求めるならo1シリーズを検討するのが良さそうだと感じています。たとえば、簡単な要約や生成なら4oで十分なことが多いですし、もう少し踏み込んだ思考や文章を希望する場合はo1やo1 miniを使うといいんじゃないかなと思います。

それぞれのモデルには得意・不得意があるので、最終的には「自分の使いたい場面で何を優先するか」で選ぶのがベストです。もし「自分のビジネスならどれが合うか分からない」「もっと事例が知りたい」と感じたら、Room8 AI LABのページをチェックしてみてください。ここ春日井からも、みなさんのAI活用のお役に立てれば嬉しいです。

この記事を書いた人

コワーキングスペース 代表 鶴田 賢太

「AI系」起業アドバイザー 鶴田賢太です
春日井・名古屋で コワーキングスペース「Room8」 を運営しながら、起業家をサポートしています。

もともとは 簿記1級 から始まり、ITエンジニア、マーケティング、補助金、財務相談と、いろんな分野を経験してきました。でも、これからの時代は AI。今は 生成AI(ChatGPT・Claude・Geminiなど)を駆使して、起業を加速させる方法 を探求しています。

Webサイト制作は 100社以上、SEO対策も得意。補助金申請も 15回以上サポート してきました。けど、これからは AIをどう活用するかが、起業の成否を分ける 時代。Room8では、AI活用の相談も大歓迎です。

このブログでは、AI・IT・マーケ・補助金 など、起業に役立つ情報を発信していきます。AIを武器にしたい人、ぜひRoom8に遊びに来てください!