こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です!
前回は「人々の悩みからネタを見つける方法」についてお話ししました。
今回は、もっと身近なところにあるネタの見つけ方についてお話しします。
それは「日常の出来事を記事にする」というアプローチです。
「でも、普段の仕事や生活に、そんなネタがあるの?」
「平凡な毎日から、どうやって記事を作ればいいの?」
そう思われる方も多いかもしれません。
例えば、ある習字教室の先生の場合を考えてみましょう。
毎日の教室運営、それは一見すると普通の日常かもしれません。
でも、その中には実は貴重なネタがたくさん隠れているんです。
- 生徒さんからよく受ける質問
- 字がうまくなる練習方法の工夫
- 教室運営で気をつけていること
- 季節の行事での取り組み
このように、日常の一つ一つの出来事が、誰かの役に立つ情報になり得るんです。
今回は、そんな「日常」から価値ある記事を生み出す具体的な方法をお話ししていきます。
日常のどんな場面がネタになるか

「普段の仕事の中にネタがある」と言われても、具体的にイメージが湧きにくいですよね。
では、習字教室の先生を例に、具体的な場面を見ていきましょう。
生徒さんとのやり取りから
例えば、こんな場面はありませんか?
- 「筆の持ち方が難しい」という生徒さんへのアドバイス
- 「字が汚い」と悩む小学生への指導方法
- 「練習時間が取れない」という社会人の生徒さんへの提案
これらの一つ一つが、実は価値ある記事になります。
なぜなら、同じ悩みを持つ人が必ずいるからです。
トラブル対応から
日々の教室運営で起きる小さなトラブルも、実は貴重なネタです:
- インクが飛び散ってしまった時の対処法
- 道具の管理方法
- 集中力が続かない生徒さんへの工夫
あなたが解決してきたトラブルは、誰かが今まさに困っていることかもしれません。
工夫やアイデアから
教室をより良くするために行っている工夫も、立派な記事のネタです:
- 季節の行事での作品づくり
- 効果的な練習カリキュラム
- モチベーションを保つための仕組み
- 教室の環境づくり
これらは、他の習字教室の先生や、これから教室を始めたい人にとって、貴重な情報になります。
新しい取り組みから
普段と違うことにチャレンジした経験も、記事になります:
- オンラインレッスンの導入体験
- 新しい教材の活用方法
- イベントの企画と実施
失敗した経験も含めて、そのプロセスを共有することに価値があるんです。
このように、日常の様々な場面が記事のネタになります。
では次に、そんな「記事になる瞬間」を見逃さないコツについてお話ししていきましょう。
記事になる瞬間を見逃さない

日常の中には記事のネタがたくさんあることが分かりました。
では、どうやってその「記事になる瞬間」を見つけ出せばいいのでしょうか?
「誰かの役に立つかも」という視点
習字教室の先生の一日を例に考えてみましょう:
- 「この持ち方のコツ、他の生徒さんにも使えるかも」
- 「この練習方法、みんなに共有できそう」
- 「この失敗、他の先生も同じように悩んでるかも」
日々の小さな気づきに「誰かの役に立つかも」という視点を加えることで、記事のタネが見えてきます。
よく聞かれる質問に注目
同じような質問を複数の生徒さんから受けたら、それは要注目です。
例えば:
- 「家での練習方法について」
- 「上手くなるコツについて」
- 「道具の選び方について」
一人が疑問に思うことは、他の多くの人も同じように疑問に思っているはずです。
そこに記事のヒントが隠れています。
自分が困った→解決した体験
教室運営で遭遇した課題とその解決方法。
これも貴重な記事のネタになります:
- 生徒さんの集中力が続かない→工夫した声がけの方法
- 練習時間の確保が難しい→効率的な練習方法の開発
- 道具の管理が大変→整理収納の仕組み作り
あなたが悩んで解決した経験は、必ず誰かの参考になります。
変化や改善の記録
教室の改善点や変更点も、記事の素材になります:
- レイアウトの変更理由と効果
- 新しい練習方法の導入過程
- システムの改善による成果
「before → after」の形で示すことで、より具体的で分かりやすい記事になります。
写真やメモを残す習慣
気づきを記事にするために大切なのが、記録を残す習慣です。
- スマートフォンでの写真撮影
- メモアプリへの簡単な記録
- 音声メモの活用
「あとで書こう」と思っても、具体的な詳細は忘れてしまいがち。
その場で簡単にでも記録を残しておくことが大切です。
次は、これらの素材を実際にどうやって記事にしていくのか、具体的な方法をお話ししていきましょう。
実践的な記事の作り方

記事のネタとなる瞬間を見つけられたら、次は実際に記事にしていきます。
ここでは、習字教室での具体的な例を基に、記事の作り方をご紹介します。
具体的な事例を基に書く
例えば、「筆の持ち方のコツ」という記事を書く場合:
良くない例:
「正しい筆の持ち方を覚えることが大切です」
「毎日の練習が上達への近道です」
良い例:
「今日、小学3年生の生徒さんが『筆が安定しない』と相談してきました」
「実際に見てみると、親指に力が入りすぎていて…」
このように、実際のエピソードを入れることで:
- 読者が具体的にイメージしやすい
- 共感を得やすい
- 説得力が増す
写真や画像を効果的に使う
習字の記事では、視覚的な情報が特に重要です:
- Before/Afterの写真
- 手順を追った過程の画像
- やってはいけない例の写真
実際の写真があることで、読者の理解が深まります。
必要な情報をしっかり入れる
例えば、「はじめての筆文字レッスン」という記事なら:
- 必要な道具一覧
- 準備の手順
- 基本の動作
- よくある失敗とその対処法
- 練習時のポイント
実践で得た知識を、できるだけ具体的に盛り込みます。
読者目線で補足を入れる
実際の指導経験から、こんな補足も大切です:
- 「ここでよく躓く生徒さんが多いです」
- 「この部分は特に気をつけましょう」
- 「うまくいかない時は○○を確認してみてください」
現場だからこそ分かる注意点を加えることで、より実用的な記事になります。
記事の構成例
実際の記事の構成例を見てみましょう:
タイトル:はじめての筆文字、正しい筆の持ち方講座
1. はじめに
- よくある悩み
- なぜ持ち方が大切か
2. 基本の持ち方
- 具体的な手順(写真付き)
- 各指の位置と役割
3. よくある間違い
- NG例の写真
- 原因と対策
4. 練習方法
- 基本の動き
- 上達のコツ
5. まとめ
- 重要ポイントの復習
- 続編の予告
この構成にエピソードや具体例を織り交ぜていくことで、読者に寄り添った記事が完成します。
まとめ:あなたの日常が誰かの役に立つ
今回は、日常の出来事から記事を生み出す方法をお話ししました。
今回のポイント
- 日常のあらゆる場面がネタになる
- 生徒さんとのやり取り
- トラブルとその解決策
- 工夫やアイデア
- 新しい取り組み
- 記事になる瞬間を見逃さない
- 「誰かの役に立つかも」という視点
- よく聞かれる質問に注目
- 自分が困った経験とその解決策
- 日々の変化や改善の記録
- 具体的に書く
- 実際のエピソードを入れる
- 写真や画像を効果的に使う
- 現場からの補足情報を加える
一見普通の日常でも、誰かにとっては貴重な情報源になります。
完璧な記事を目指すのではなく、あなたの経験を素直に共有することから始めてみてください。
次回予告
次回は「読者の声から深める記事の作り方」について、具体的な方法をお話しします。
コメントやメッセージから、より読者のニーズに応える記事を作るコツをご紹介しますので、お楽しみに!
皆さんも、今日からぜひ「これ、記事になるかも」という視点で日常を見てみてください。
きっと、たくさんの記事のタネが見つかるはずです。