「AIには優しくするといい」って本当? それ、ただの勘違いかも

こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です!

先日、こんな話が聞こえてきました。
「AIには優しく話しかけたほうが、ちゃんとした回答が返ってくるよ!」

えっ、それマジで言ってる? って思わず突っ込みたくなったんですが、
知らない人の会話だったので、グッとこらえました(笑)。

AIってさ、コンピュータなわけですよ。
「おはよう! いつもありがとう!」って話しかけたら、「えっ…お、おはよう…? 今日は快晴です…(震え声)」みたいな反応をするわけないんです。

だって、AIに感情なんてないし、「優しくされたから頑張るぞ!」なんてこともない。
なのに、「優しくすると良い回答が返る」っていうのは…いや、さすがに違うでしょ。

でも、よく考えると「優しく話しかけるといい回答が返る」って言ってる人たち、実はちゃんとした質問ができるようになっただけ なんじゃないかと。

今回は、AIをうまく使うための「質問のコツ」について、ゆる〜く解説していきます!

AIに優しくすると良い回答が返る? いや、それは違う。

AIに優しくすると良い回答が返る? いや、それは違う。

そもそもAIって、感情を持たないただのコンピュータ なわけですよ。
「お前なんか大っ嫌いだ!」って言ったからって、AIがスネて「もう答えてやんない!」とか言うわけでもないし、
「君のこと大好き!」って言ったら、まあAIによっては「えへへ…照れるなぁ…」くらいは言うかもしれないけど、
それはあくまでそういう回答を学習してるだけ で、本当に照れてるわけじゃない。

つまり、AIはこっちの感情に反応しないし、そもそも感情そのものがない。

なのに「優しくすると良い回答が返ってくる」っていうのは、AIがご機嫌取りに応じてるわけじゃなくて、
単純に質問の仕方が良くなっただけなんですよね。

例えば、

✖️「ちゃんと考えて!」
→ AI「えっ…ちゃんとって…どういう意味?」

◎「この問題を解くためのステップを、具体例を交えて説明して」
→ AI「OK! まず最初に〜」

こんな感じで、質問が明確で具体的だと、それに応じた回答が返ってくる。
「優しくする」ことが大事なんじゃなくて、「わかりやすく聞く」ことが大事なんです。

「ちゃんと答えて!」を「ちゃんと答えて頂けますか?」って変えたところで無意味

「優しくする」と「丁寧に質問する」は別の話

「優しくする」と「丁寧に質問する」は別の話

多分、「AIに優しく話しかけると良い回答が返る」って言ってる人たちって、子どもに話しかけるときみたいな感覚なのかな〜と思うんですよね。

例えば、小さい子どもに「ちゃんと片付けて!」って言っても、
「えっ? 何を? どこに? どうやって?」ってなって、全然片付かなかったりする。

だから、「このおもちゃはここの箱に入れてね」「絵本はこの棚に並べようね」
みたいに具体的に言うと、ちゃんと片付けられる。

AIに対しても同じで、
「この問題について答えて!」みたいにざっくりした指示だと、
AIも「この問題の何について答えるの?」ってなっちゃう。

でも、「この問題について、具体的な例を挙げて、分かりやすく説明してくれる?」
って聞くと、AIは「なるほど、例を出せばいいんだな!」って理解して、
こっちが求めている形の回答を返してくれる。

つまり、AIは「優しくされると嬉しくなる」わけじゃなくて、
分かりやすい質問をすると、ちゃんと理解できる ってだけの話。

逆に、雑な質問をすると、AIも何を求められているのか分からなくなるのでピンぼけな回答になっちゃうことが多いんですよね。

人間相手なら印象が良くなるが、AIには関係ない

もちろん、人間同士のコミュニケーションなら「優しく話す」ことには意味があるんですよね。
例えば、店員さんに「おい、水!」って言うより、
「すみません、お水いただけますか?」って言ったほうが、対応も気持ちよくなるし、
場合によってはサービスが良くなることもある。

でも、AIにはそういう「印象の良し悪し」ってものがない。
「すみません、このデータの分析をお願いできますか?」って聞いても、
「データ分析しろ」って雑に指示しても、AI的にはどっちでもOK。

ただし、人間向けに話すときって、自然と質問が分かりやすくなることが多い んですよね。
だから、「優しく話すと良い回答が返る」と感じるのは、
実は「質問の仕方が整理されてるから、ちゃんとした答えが返ってきた」ってだけの話。

AI相手に無駄にへりくだる必要はないし、逆に命令口調でもいいんだけど、
一番大事なのは 「具体的で分かりやすい質問をすること」 なんです。

まとめ:AIに優しくするより、分かりやすく聞こう!

結局のところ、「AIに優しく話しかけると良い回答が返る」というのは、
AIが優しさに感動して頑張るわけじゃなくて、質問が丁寧になったから ってことなんですよね。

AIは感情を持たない → 機嫌を取る必要なし
質問が曖昧だと、AIも迷う → ちゃんとした答えが返ってこない
具体的な質問をすると、的確な回答になる → 伝え方が大事

だから、AIを上手に使いたいなら「優しくする」のではなく、
「わかりやすく伝える」ことを意識する のが一番重要。

そして、AIを活用する場面はどんどん増えてきてるので、
「どう質問すればいいか?」を考えることが、AIとの付き合い方のコツになってくると思います!

まあ、そういうロールプレイをしたい人はいいですが(笑)

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この記事を書いた人

コワーキングスペース 代表 鶴田 賢太

「AI系」起業アドバイザー 鶴田賢太です
春日井・名古屋で コワーキングスペース「Room8」 を運営しながら、起業家をサポートしています。

もともとは 簿記1級 から始まり、ITエンジニア、マーケティング、補助金、財務相談と、いろんな分野を経験してきました。でも、これからの時代は AI。今は 生成AI(ChatGPT・Claude・Geminiなど)を駆使して、起業を加速させる方法 を探求しています。

Webサイト制作は 100社以上、SEO対策も得意。補助金申請も 15回以上サポート してきました。けど、これからは AIをどう活用するかが、起業の成否を分ける 時代。Room8では、AI活用の相談も大歓迎です。

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