こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です!
AIの進化が加速する中、「これからの時代に本当に必要なスキルとは?」という問いがますます重要になってきています。
今回は、ホリエモンこと堀江貴文さんによる非常に示唆に富んだ動画を見つけました。特に「AI時代における学びとチャレンジ」について、私自身の経験とも重なる興味深い指摘があったので、皆さんと共有したいと思います。
ちなみに、Room8でもAIの可能性に注目し、一緒に学び、実践するコミュニティ「Room8 AI LAB」を立ち上げています。まさにホリエモンが語るような、新しい時代に向けたチャレンジを支援する場として活動を続けています。
それでは、この動画の内容を一緒に見ていきましょう。
AIの進化と現在地点

ホリエモンはまず、AIの進化における2つの重要な転換点を指摘しています。
1つ目は2010年頃のディープラーニングの登場です。特に画像認識や音声認識の分野で人間の能力に近づく大きな進化がありました。将棋や囲碁のAIが人間を超えたのも、この技術がベースになっています。
2つ目の転換点が、2020年代に入ってからの生成AIの登場です。ChatGPTに代表される、人間のような対話や創造が可能なAIの誕生です。
そして現在、AIの知能指数は人間の平均値である100をすでに超えているとホリエモンは指摘します。つまり、人類の半数よりも「賢い」AIが既に存在しているということです。
ここで重要なのは、AIが「脅威」なのではなく、むしろ大きな可能性を秘めているという点です。
僕自身、日々の業務でAIを活用していますが、本当にその通りだと感じています。例えば、画像生成AIを使って様々なビジュアルを作成したり、ChatGPTを使って文章の構成を考えたり、アイデアの整理をしたり。これまで「スキル不足だからできない」と諦めていたことが、AIの支援によって実現可能になっているんです。
このように、AIは私たちの能力を奪うものではなく、むしろ拡張してくれるツールなのです。では、この新しいツールを手に入れた私たちは、これからどのように学び、成長していけばよいのでしょうか?
暗記学習は本当に必要なのか?

ホリエモンは、現代の教育システムにおける暗記学習の問題点を鋭く指摘します。
「クラウド革命以降、人間の記憶力よりもインターネット上の記憶の方が優れた状態になっている」
この指摘は本質的です。彼が小学生の時にそろばんを習わされた経験を例に挙げながら「計算機があるのに、なぜ?」と疑問を投げかけるように、今の教育システムもまた同じような矛盾を抱えているのではないでしょうか。
例えば:
- 漢字の筆順を覚える
- 歴史上の年号を暗記する
- 公式を丸暗記する
これらは、スマートフォン1台あれば即座に調べられる情報です。そして、AIの登場によって、この「知識へのアクセス」はさらに革新的に変わりました。
ホリエモンが指摘するように、本には往々にして「余計な情報」が含まれています。読者層を広げるための前提知識や、権威付けのための引用、冗長な説明など。でも今は、AIを使えば本の本質的な部分だけを効率的に抽出することができます。
実際に僕も、仕事で新しい知識が必要になった時、以下のようなアプローチを取っています:
- ChatGPTで概要を把握
- 重要なポイントを抽出
- 必要な部分だけを深掘り
この方法により、以前の何倍もの速さで新しい分野の知識を習得できるようになりました。
さらに興味深いのは、このような効率的な知識習得が、新しいアイデアの創出にもつながっているということです。異なる分野の知識を素早く組み合わせることで、これまでになかった発想が生まれやすくなっているんです。
つまり、大切なのは「何を暗記しているか」ではなく、「必要な知識にいかに効率的にアクセスし、それを活用できるか」なのです。
AIによる能力の民主化

ホリエモンの指摘の中で、特に印象的だったのが以下の部分です。
「知能指数が低い人でも、120や150のフリができる」
これは非常に重要な指摘です。例えば、スマートイヤホンを使って、リアルタイムにAIからアドバイスを得ることができる時代が近づいているというのです。
さらに彼は、クリエイターの仕事についても興味深い指摘をしています。
「2流3流のクリエイターは完全にAIに移行しました」
一見すると、これは脅威的な発言に聞こえるかもしれません。しかし僕は、この状況を別の角度から見ることができると考えています。
つまり:2流3流のクリエイターでも、AIを使いこなすことで一流のクリエイターになれる可能性が開かれたのです。
僕自身、まさにその恩恵を受けている一人です。例えば:
- 画像生成AIを使って、自分では描けないレベルのビジュアルを作成
- AIの文章支援で、より説得力のある企画書を作成
- データ分析AIで、より深い市場理解を獲得
これらは、従来であれば「スキル不足」や「経験不足」を理由に諦めていたレベルの成果です。でも今は、AIという「能力の増幅器」のおかげで、実現できるようになっています。
ホリエモンが挙げたピカソの例は、クリエイティブな仕事の本質を考える上で非常に示唆的です。ピカソと他の画家の違いは作品数の圧倒的な差でした。他の画家が数百点の作品を残すのに対し、ピカソは1万6000点もの作品を残しています。
実は、これは重要な示唆を含んでいます。例えば美大卒レベルになると、純粋な画力自体はある程度の頭打ちになります。では何が成功を分けるのか?それは、たくさんの作品を生み出す中で、たまたま時代に響いたものが生まれる可能性が高まるということなのです。
これを現代のAI時代に置き換えると:
- AIによって、アイデアを形にする時間と労力が大幅に削減
- より多くの試行錯誤が可能に
- その結果、自分の新しい可能性を見つけやすくなる
つまり、AIは私たちの可能性を奪うものではなく、むしろ大きく広げてくれるツールなのです。
これからの時代に必要なこと

ホリエモンは、若い世代に向けて非常に興味深いメッセージを投げかけています。
「皆さんは、衣食住が保証され、あり余る時間と体力がある。これは最高の状態です。AIをフル活用して新しいことにどんどんチャレンジをしていく。これができるのが、すごく僕は羨ましい」
この言葉の本質は深いと感じています。記憶力や従来型の「能力」は、もはや成功の決定的な要因ではありません。それよりも重要なのは、世の中に何を残せるか、どんな価値を生み出せるかということです。
AIの登場により、私たちは「自分の能力の限界」という制約から解放されつつあります。例えば:
- 画像生成AIで、自分では描けないビジュアルを作れる
- 文章生成AIで、より分かりやすい表現が可能に
- データ分析AIで、より深い洞察を得られる
つまり、「自分のスキルを高める」ことに時間を費やすより、「世の中に何を残せるか」を考え、実践することの方が重要になってきているのです。
この考えに基づいて、私自身も新しいチャレンジを始めています。それが「Room8 AI LAB」です。
「AIをうまく活用できれば、これまでできなかったことが実現できるのではないか」
そんな思いから、AIを活用したチャレンジを支援するコミュニティを作ることにしました。まだ始まったばかりの取り組みですが、このLAB自体が、私のAIを活用した新しいチャレンジの第一歩なのです。
まとめ:新時代のチャレンジのあり方
僕たちは今、歴史的な転換点にいます。
- もはや「自分の能力を高めること」が最優先事項ではない
- AIという強力なパートナーがいる
- 大切なのは「世の中に何を残せるか」という視点
記憶力や従来型の能力に不安があっても、もう立ち止まる必要はありません。むしろ、自分の制約にとらわれず、「世の中に何を残せるか」という視点で新しいチャレンジを始める。そんな時代が来ているのです。
Room8 AI LABでは、そんな新しいチャレンジを始めたい方を支援しています。AI時代の新しい可能性を、一緒に探求してみませんか?