AIキャラクターがSNS投稿を代行? “ただの自動化”で終わらせない使い方

こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です!

最近は「AIを使って作業をもっと楽にできないかな?」という相談が、名古屋・春日井の個人事業主さんや中小企業の方から増えてきていて、気づけば“AIコンサルタント”みたいなこともしています。

さて今回は、毎日ブログを書いてる人間として、ずっと感じていたモヤモヤについて話そうと思います。

せっかく毎日書いているブログ、正直SNSでちゃんと読まれてる気がしない。

タイムラインで流れていって埋もれるし、シェアの文言を毎回考えるのも地味に面倒くさい。

「だったら、自動で投稿してくれればいいじゃん」と思った人も多いと思うけど、
僕の中ではこう思ったんです。

自動投稿は、もう古い。 AIが“読んで、理解して、言葉を選んで発信する”時代だろ?

ということで、AIキャラクターによるSNS投稿システムを作ることにしました。

ただのBotじゃなく、人格を持ったAIに、ブログを紹介してもらう。
本人が自画自賛するより、AIキャラに推してもらう方が100倍楽だし、伝わりやすい。

今回はこの企画の背景や狙い、思想的な部分をRoom8公式ブログとしてまとめてみました。

誰が言ったかが重要な時代

誰が言ったかが重要な時代

最近のSNSって、「何を言ってるか」じゃないんですよね。
「誰が言ったか」で全てが決まる。

内容が素晴らしくても、発言者が無名ならスルー。
逆に、中身ペラペラでもフォロワー10万のインフルエンサーが言えばバズる。
あれ、ほんと冷めるんですよ。いや内容見てくれよ、って思う。

でもまあ、それが今の時代の空気なんです。

じゃあ、その空気の中でAIにSNS投稿を任せたらどうなるか?
当然、見た目は“僕の発言”になる。

で、それが微妙な表現だったり、変にポジティブすぎたりすると、
「こいつこんなこと言ってたっけ?」ってなる。

そう、“AIが勝手に人格を演じる”問題。
これ、冗談抜きでSNSでは信用を壊す可能性があるんですよ。

しかも、発言が流れていくだけならまだしも、引用RTやスクショで切り抜かれて、
「鶴田ってこういうやつなんだ」って勝手に解釈される地獄。

もうその時点で、AIは“便利なツール”じゃなく、
勝手にしゃべる広報担当で、下手すると炎上製造機。

だから僕は、こう考えました。

AIに発言させるなら、“人格ごと”切り分けろ。
そうじゃないと、いずれ自分の信用ごと持ってかれる。

この課題意識が、「AIキャラクター」という発想につながっていきます。

AIキャラクターという答え

AIキャラクターという答え

じゃあどうすればいいのか?
結論から言うと、「AIに人格を持たせてしまえ」というのが僕の答えです。

つまり、“僕の代わりに発信する広報担当”ではなく、
“自分の言葉でしゃべるAIキャラ”に任せる。

これなら、どんなテンションでも、どんな言い回しでも、
「そういうキャラなんで」で済む。

たとえば、ちょっと毒舌だったり、やたらテンション高かったり、
逆に冷静すぎて人間味がない投稿でも――

「ああ、それAIキャラの●●くんでしょ」って話になるだけ。

キャラに言わせれば、何でも“アリ”になる

この“発言の分離”ができることで、
僕自身は何も言ってないのに情報が広まるという、めちゃくちゃ便利な構図ができる。

さらにありがたいのは、
自分では絶対に言えないことも、キャラなら言えるってこと。

「今日のブログ、これ神回じゃね?」
とか、自分で言ったら痛いけど、キャラが言えばただの宣伝。
読んでる側も「はいはい、キャラが盛ってるだけね」と、いい意味で流してくれる。

SNSの空気を突破する盾にもなる

実際、SNSって「誰が言うか」問題があるせいで、
発信したいけど発信できない空気があるんですよね。

  • 真面目な内容書いたら「なんか意識高い系」って思われそう
  • 自分の実績を出したら「自慢かよ」って言われそう
  • 成果を報告したら「いやでもお前誰よ?」でスルーされそう

こういう葛藤、全部AIキャラが解決してくれる。
ある意味、キャラが“言いたいことの防波堤”になってくれるんです。

AIキャラのすごいところ

しかもAIキャラは、文句も言わず、飽きずに、淡々と広報し続けてくれる。
疲れない、サボらない、ブレない。

こっちは寝てても、
「おや、今日もRoom8の記事が上がってるみたいですね」
とか言いながら、SNSに投稿してくれるんですよ。
控えめに言って最高じゃないですか?

まとめると…

AIキャラは「便利な代弁者」であり、
同時に「自画自賛を代行してくれる広報の皮」でもある。

僕が何も言わずに、勝手に記事を掘り出して、勝手に推してくれる。
そんな存在が一人いるだけで、SNS運用はだいぶ気楽になるんです。

コンテンツは掘り起こされてナンボ

コンテンツは掘り起こされてナンボ

毎日ブログを書いてると、記事はどんどん溜まっていきます。
それ自体は素晴らしいことなんですけど、問題はその後。

正直、ほとんどの過去記事はタイムラインの海に沈んで、二度と浮かび上がってこない。
1週間前の記事すら読まれてないし、自分でも「これ、いつ書いたっけ?」ってなる。

これ、せっかくの資産が“自分ですら忘れるゴミ山”になっているってことなんですよね。

誰も掘り起こさないから、AIに任せる

人間って基本的に“今しか見てない”生き物なので、
過去の記事を手動でピックアップして再投稿する、なんてまずやらない。

「このブログ、1年前に書いたけど今も通用するな」
と思っても、再度紹介するのが面倒だったり、自意識が邪魔したりする。

でもAIキャラならそんな遠慮ゼロ。
書いた年月日も関係なし、感情も気遣いもない。
ひたすら冷静に、「今紹介すべき記事はこれだな」と選び出してくれる。

時間が経って“刺さる”記事もある

それに、書いた当時よりも今の方が価値を持ってる記事って意外と多いんです。

・時代の空気が追いついた
・最近の出来事とシンクロしてる
・読者の視点が変わってきた

こういうタイミングで、もう一度日の目を見ることで、
過去記事が“再生産”されるチャンスになる。

でも、そのタイミングを人間はなかなか拾えない。
だからAIキャラが“忘れずにストックを活かし続ける”ってのは、本当に強い。

「書いたら終わり」じゃなく「書いたら始まり」

僕がこの仕組みを導入したいと思った最大の理由はここです。
せっかく毎日積み上げてきたブログたちを、一発投稿で終わらせたくない。

「書いたら終わり」じゃなくて、
「書いたら“AIが勝手に広め続けてくれる”」状態をつくる。

これが実現できれば、
ブログは“使い捨ての投稿”じゃなくて、“循環する情報資産”になる。

AIキャラの導入って、見た目はふざけてても、
実はめちゃくちゃ地に足のついた運用改善なんですよ。

AIキャラは“広報担当”から“編集者”になる

AIキャラは“広報担当”から“編集者”になる

僕がこの仕組みを作ってて感じたのは、
AIキャラって「ブログを紹介してくれる広報役」だけじゃなくて、
“記事の価値を定期的にチェックしてくれる編集者”にもなれるってこと。

例えば、AIが1年前の記事を再投稿しようとしたときに、
中身を読んで「この情報、もう古くない?」と判断することもできる。

  • 期限が切れた補助金
  • 古いバージョンのAI情報
  • 「2023年最新!」みたいなすでに使えないキャッチコピー

こういった情報が混ざっていたら、
「これを今投稿するのはちょっと危ないですね」とAIが自動で弾く

さらにそこから一歩踏み込んで、
「この内容、今に合わせてアップデートしませんか?」と、
僕に提案してくれるところまでいける。

しかも、AIならそのまま新しいドラフトを組み立ててくることも可能。

「この情報、現在では使えませんが、以下のように更新できます。どうしますか?」
みたいに“おせっかい機能”が働く。

これ、冷静に考えるとかなり強い。

人間って基本、過去記事のメンテなんてやらないじゃないですか?
でもAIキャラなら、忘れず、気づき、提案し、手を動かすところまでやれる。

広報だけじゃなく、
“僕より僕のコンテンツに詳しい編集者”になる未来すら見えてきます。

ちなみに、どうやって作ってるの?

ちなみに、どうやって作ってるの?

ここまで読んで、「で、どうやって作ってるの?」って思った方もいると思います。
実は、技術的な部分や構成はそこまで難しくありません。

とはいえ、今回は仕組みの話ではなく考え方とコンセプトにフォーカスしたかったので、細かい実装についてはあえて触れていません。

ただ、近いうちにnoteで2本の記事を公開予定です。

note(無料)では

  • どんな流れでこの仕組みを動かしているのか
  • どこにAIを使っていて、どう判断させているのか
  • キャラ設定や文章生成の工夫 などをざっくり紹介します

note(有料)では

  • 実際のコード(Cloud Run + Firestore構成)
  • 投稿ロジックの詳細やエラー対策
  • プロンプトの具体例やトークン管理のコツ

など、“自分で動かしたい人向けの設計図”をお届けする予定です。

もし「AIに広報を任せたい」「でも自分で作るのは不安…」という人がいれば、
記事を参考にしてもらえたら嬉しいです。

まとめ:AIは“繋げる”ことでただの道具から超えていく

AIって、最初はただのツールに見えるんです。
「要約させる」「文章を書かせる」「画像を作らせる」──
確かにそれだけでも十分すごい。けど、そこで止まってるのはもったいない。

本当に面白くなるのは、AIに“役割”を与えて、それらを繋げて動かしたときなんですよね。

  • 発信するキャラにすれば、僕が言いづらいことも代わりに言ってくれる
  • 記事を要約させるなら、その流れで“情報が古いかどうか”もチェックできる
  • チェックできるなら、僕に通知してくれてもいいし、リライトのドラフトまで提案してくれるかもしれない
  • そもそも、その提案内容を投稿するのもAIキャラ自身でいいわけで

これ、冷静に見ていくと、
「ひとつひとつはシンプルな処理」なのに、組み合わせることでめちゃくちゃ複雑な判断とアクションが可能になるってことなんです。

まさに、人間の“チームワーク”に近い動きが、AIだけで実現できる時代に突入してる。

僕はこの仕組みを作りながら、「AIはただの道具じゃないな」と実感してます。

AIを便利な自動化装置で終わらせるのか、
それとも“もう一人の自分”として育てていくのか。

この差が、これからどんどん大きくなってくると思う。

今はまだ、「ChatGPT使ってみたよ」「要約させてみたよ」で終わってる人が多いけど、
そろそろその次のステージに行こう。

命令されて動くAIから、
気づいて動き出すAIへ。

僕らがやるべきことは、ちょっとした設計と思考の整理だけ。
やる気になれば、AIは勝手に動いて、提案して、こっちが忘れてたことまで拾い上げてくれる。

それってもう、“ただの道具”とは呼べないでしょ?

この記事を書いた人

コワーキングスペース 代表 鶴田 賢太

「AI系」起業アドバイザー 鶴田賢太です
春日井・名古屋で コワーキングスペース「Room8」 を運営しながら、起業家をサポートしています。

もともとは 簿記1級 から始まり、ITエンジニア、マーケティング、補助金、財務相談と、いろんな分野を経験してきました。でも、これからの時代は AI。今は 生成AI(ChatGPT・Claude・Geminiなど)を駆使して、起業を加速させる方法 を探求しています。

Webサイト制作は 100社以上、SEO対策も得意。補助金申請も 15回以上サポート してきました。けど、これからは AIをどう活用するかが、起業の成否を分ける 時代。Room8では、AI活用の相談も大歓迎です。

このブログでは、AI・IT・マーケ・補助金 など、起業に役立つ情報を発信していきます。AIを武器にしたい人、ぜひRoom8に遊びに来てください!