こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です!最近は名古屋・春日井を中心にAIコンサルタントとしても活動しています。
「AIツールって色々あるけど、実際のビジネスでどう使えばいいの?」
「プレゼン資料作りにAIを使うって聞くけど、本当に使えるの?」
こんな質問をよく受けます。実は、適切なAIツールを使いこなせれば、あなたのビジネスの生産性は劇的に向上する可能性があるんです。
前回の記事では、クリエイティブ分野でのAIツール活用について解説しました。今回は「ビジネスの現場」で即戦力となるAIツールに焦点を当てていきます。特に多くの方が時間を費やしている「プレゼン資料作成」と「日常業務の効率化」の2つの観点から、最新のAIツールとその活用法を紹介します。
僕自身、クライアントのAIコンサルティングを行う中で、「このツールを使うようになってから会議準備の時間が半分になった」「資料作成のクオリティが上がって、プレゼンの成功率が高まった」という声をたくさん聞いています。
それでは早速、2025年に注目すべきビジネスAIツールの世界へ飛び込んでみましょう!
【2025年最新】AIが変えるプレゼン資料作成の革命
「資料作成に何時間もかけているのに、なかなか印象に残るプレゼンにならない…」
この悩み、身に覚えがありませんか?実は僕も以前はそうでした。クライアントへのプレゼン準備に毎回深夜まで作業し、それでも「何か足りない」と感じることが多かったんです。
しかし今や、AIツールの力を借りれば、アイデアを整理するところからデザイン調整まで、プレゼン作成の各段階を劇的に効率化できます。それでは、2025年現在の最強プレゼン作成AIツールを見ていきましょう。
📊 爆速スライド作成!Gamma AI と イルシルで資料作成時間を10分の1に
Gamma AI

アイデアやテーマを入力するだけで、すぐに使えるスライドを自動生成してくれるGamma AI。最大の魅力は、その圧倒的な速さです。
僕がRoom8でワークショップのスライドを作成する際、「AI活用による業務効率化と具体的な手法について、10枚程度のスライドを作成して」と指示するだけで、見出し、本文、さらには関連画像まで含む基本構成が数分で完成します。以前なら1時間以上かかっていた作業がたった数分で終わるのです。
Gamma AIの強みは:
- 驚異的な速さでアイデアを形にできる
- 日本語プロンプトでも自然な見出しと本文を生成
- ビジュアル要素(グラフ、図表、画像)の自動配置
最終的な仕上げは手動調整が必要ですが、土台作りの時間短縮効果は絶大です。ただし無料版では書き出し機能に制限があるため、本格的に活用するなら月額プラン(約2,000円)の検討をおすすめします。
イルシル

日本発のAIプレゼン作成ツール「イルシル」も爆速スライド作成の強力な選択肢です。日本語に特化しているため、日本企業の商習慣や表現に合ったスライドを短時間で生成できる点が最大の魅力です。
僕が名古屋のクライアント向けにビジネス提案書を作成した際、「小売業におけるAI活用の提案書、10ページ程度で作成」と指示したところ、日本の商慣習に合った敬語表現や、段階的な提案構成が自動で組み込まれていたのには驚きました。
イルシルの主な特長:
- 日本語特化で、敬語や日本のビジネス文化に沿った表現が自然
- 「企画書」「提案書」「営業資料」など、日本のビジネス文書に特化したテンプレート
- シンプルな操作性と直感的なインターフェース
- 月額1,680円(税抜き)からと比較的手頃な価格設定
Gamma AIが海外発のグローバルツールであるのに対し、イルシルは日本のビジネス文化を深く理解している点が差別化ポイントです。どちらも素早く使えるレベルの資料を作成できますが、日本企業内での使用やクライアントが日本企業である場合はイルシルの方が相性が良いこともあります。
【業務効率化】生産性を2倍にするAIツール最前線
「毎日の業務をもっと効率化したい」「単純作業に時間を取られずに、本当に重要な仕事に集中したい」
こんな願いを持つビジネスパーソンは多いはず。2025年、その願いを叶えるAIツールが続々と進化しています。僕自身、これから紹介するツールを活用することで、以前は1日かかっていた業務が半日で終わるようになりました。
では、今すぐビジネスの現場で使える最新AIツールを見ていきましょう。
💼 Microsoft 365 Copilot:Officeスイート全体を強化する最強AI

Microsoft 365 Copilotは、ワード、エクセル、パワーポイント、アウトルックなど、Microsoftアプリケーション全体に統合されたAIアシスタントです。2025年現在、その機能は大幅に拡張され、ビジネスの様々な側面で活躍しています。
僕がCopilotを重宝しているのは、以下のようなシーンです:
Wordでのドキュメント作成
- 「このマーケティング企画書の要点をまとめて」と指示すると、長文ドキュメントの要約を数秒で作成
- 「このパラグラフをより説得力のある表現に書き直して」で、文章の質を瞬時に向上
Excelのデータ分析
- 「この売上データから四半期ごとのトレンドを分析して、グラフ化して」という指示で、複雑な分析も自動化
- 「この表にSWOT分析用の計算式を追加して」で、専門的な分析フレームワークも簡単に実装
PowerPointでの資料作成
- 「この企画書から5枚のプレゼンスライドを作って」で、Wordの内容からプレゼン用スライドを自動生成
- 「このスライドに合った画像を提案して」で、視覚資料も自動で提案
Outlookのメール管理
- 「先週のミーティングに関するメールをまとめて、重要なアクションアイテムを抽出して」で、情報整理を自動化
- 「このメールに丁寧に返信して、先方の提案に前向きに検討する旨を伝えて」で、返信文を素早く作成
Copilotの料金は個人向けが月額2,000円、ビジネス向けが月額3,000円程度からとなっていますが、時間節約効果を考えれば十分に元が取れる投資です。
📝 Notion AI:ワークスペース改革の切り札

Notionはそれ自体が優れたプロジェクト管理・ノート作成ツールですが、Notion AIの追加によってさらにパワーアップしました。
僕のコワーキングスペース運営やAIコンサルティング、Web制作の業務では、Notion AIを以下のように活用しています:
- 打ち合わせ内容の自動要約と整理
クライアントとの打ち合わせ内容をテキスト化し、Notion AIに「この打ち合わせの主要な決定事項と次のアクションアイテムを箇条書きでまとめて」と指示するだけで、整理された議事録が完成します。 - コンテンツ作成の効率化
ブログ記事やニュースレターの下書きを「春日井エリアでのAI活用セミナーの告知文を書いて」と指示するだけで作成。その後、僕自身の言葉で微調整すれば、オリジナリティのある文章に。 - ビジネスデータの管理自動化
「このクライアントリストから、Web制作とAIコンサルの両方のサービスを利用している顧客をフィルタリングして」といった複雑な条件でのデータ抽出も簡単にできます。
Notion AIは月額約1,000円のプレミアム機能として提供されており、既存のNotionユーザーなら追加導入の敷居が低いのも魅力です。
🔍 Perplexity:AI検索エンジンで調査時間を大幅短縮

従来の検索エンジンとは一線を画すPerplexityは、質問に対して直接答えを生成するAI検索エンジンです。複数のソースから情報を集約し、要約された回答を提供してくれます。
以前、「愛知県内のAI導入補助金制度」について調査する必要があったとき、通常のGoogle検索では複数のページを開いて情報を集める必要がありました。しかしPerplexityでは、「愛知県内の中小企業向けAI導入補助金制度を詳しく教えて、申請方法も含めて」と質問するだけで、複数の公式サイトから情報を取得・統合した回答が得られました。
Perplexityの特徴:
- 情報ソースが明示されるため、情報の信頼性を確認しやすい
- フォローアップ質問が可能で、会話形式で調査を深められる
- 最新の情報にもアクセスできる(一般的なAIモデルの知識カットオフ日の制限なし)
基本機能は無料で使えますが、Pro版(月額約2,000円)ではより高度なモデルへのアクセスや使用制限の緩和が可能です。
ちなみに、ソフトバンク・Y!mobileユーザーだとProが1年無料です
💡 中小企業でのAI活用実例:時間と人的リソースの最適化
名古屋市内の製造業(従業員50名規模)のケースをご紹介します。この企業では、以下のようなAI活用を進めたことで大きな効果を得ています:
- Microsoft 365 Copilotによる社内文書作成の効率化
社内マニュアルや報告書作成の時間が平均40%短縮。特に定型文書の作成速度が劇的に向上しました。 - Notion AIを活用した情報共有の円滑化
週次ミーティングの議事録作成と共有が自動化され、情報伝達ミスが減少。チーム間のコミュニケーションギャップが縮小しました。 - Perplexityによるマーケットリサーチの強化
競合情報や市場動向の調査時間が約60%削減。より多くの情報ソースから、質の高い情報を素早く収集できるようになりました。 - 社内チャットボットの導入
よくある社内の質問(福利厚生制度の詳細や備品発注の方法など)に自動回答するチャットボットを導入し、管理部門の業務負荷が軽減。
これらのAI施策を導入した結果、事務作業の効率化により年間約1,200時間の工数が削減され、その時間を新規事業開発や顧客対応の強化に振り向けることができました。
AIツールの導入で最も重要なのは、「何のために導入するのか」という目的意識です。単に「最新技術だから」ではなく、具体的に「どの業務の、どの部分を、どれだけ効率化したいのか」を明確にすることで、投資対効果の高いAI活用が可能になります。
【2025年最新】コード作成を加速するAI開発支援ツール大解剖
「プログラミングスキルがなくても、アイデアをコードに変換できたら…」
「開発速度を上げて、より多くのプロジェクトに取り組みたい…」
テクノロジー業界では、AIによるコーディング支援ツールが大きな変革をもたらしています。エンジニアはもちろん、プログラミングの専門知識が少ない方でもこれらのツールを活用することで、驚くほど効率的に開発が進められるようになりました。
🚀 GitHub Copilot vs Replit Ghostwriter vs Cursor:最強コーディングAIを徹底比較
GitHub Copilot

Microsoft傘下のGitHubが提供するCopilotは、コーディング支援AIの先駆者として広く認知されています。2025年現在、その機能はさらに進化し、単なるコード補完ツールを超えたパートナーとなっています。
Copilotの主な強み:
- 自然言語からコードを生成:「ユーザー登録フォームを作成して、入力値のバリデーションも追加して」といったコメントから、対応するコードを生成
- コンテキスト理解力:プロジェクト全体のコードを理解し、一貫性のあるコードを提案
- 多言語対応:JavaScript、Python、Java、C#など多数のプログラミング言語に対応
- VSCode、Visual Studio、JetBrainsなど主要IDEとの統合
料金は月額約1,000円からで、個人開発者からエンタープライズまで幅広く利用されています。
Replit Ghostwriter

オンラインIDE「Replit」のAIアシスタントであるGhostwriterは、特にコードの説明と教育的側面に優れています。
Ghostwriterの特徴:
- コード生成と修正:既存コードの改善提案やバグ修正を自動で提案
- インタラクティブな学習支援:コードの働きを詳細に説明し、初心者の学習をサポート
- Replitプラットフォームとの完全統合:ブラウザベースで開発環境構築が不要
Replitの月額プラン(約2,000円〜)に含まれるため、特にチーム開発や教育現場での利用に適しています。
Cursor

AIファーストのコードエディタとして注目を集めるCursorは、GPT-4をベースにしたAIとの会話形式で開発を進められる点が画期的です。
Cursorの強み:
- チャットベースのコード生成:AIと対話しながらコードを生成・編集できる直感的なUI
- 大規模リファクタリング:「このコードをより効率的なアルゴリズムに書き換えて」などの指示で大規模な改修も可能
- コードベース全体の理解:リポジトリ全体を分析し、一貫性のある改善を提案
基本機能は無料で利用可能ですが、プレミアム機能(月額約1,500円)ではより高度なAIモデルやチーム機能が利用できます。
💻 エンジニアでなくても使えるコーディングサポート
「でも僕はプログラマーじゃないし…」と思ったそこのあなた、実はこれらのAIツールは、コーディングの専門家でなくても大いに活用できるんです。
僕自身、本格的なプログラミング経験はありませんが、AIコーディング支援ツールを使って以下のようなことを実現しています:
ウェブサイトのトラブルシューティング
Room8のウェブサイトでWordPressをアップデートした後や、プラグインの競合でエラーが発生したとき、CursorのAIに「このPHPエラーの原因と修正方法を教えて」と指示するだけで、問題の診断と修正コードが提案されました。JavaScriptのコンソールエラーも同様に、エラーメッセージをコピーして質問するだけで解決策が得られるため、以前なら何時間もかかっていたトラブルシューティングが格段に効率化されています。
データ分析の自動化
Excelでできることにはどうしても限界があります。そこで、GitHub Copilotを使って「このCSVファイルを読み込んで、月別の売上推移をグラフ化するPythonスクリプト」を作成してもらいました。プログラミング言語を深く理解していなくても、AIの力で簡単な分析ツールを作れたのは大きな発見でした。
業務自動化ツールの作成
「メールの件名に特定のキーワードが含まれていたら自動で特定フォルダに振り分ける」といった自動化ツールも、Replit Ghostwriterを使えば簡単に作成できます。自分の業務上の小さな困りごとを解決するツールを、プログラミングの専門知識なしで作れるのは革命的です。
⚙️ コード支援AIツールの効果的な活用法
これらのツールを最大限に活用するためのポイントをいくつか紹介します:
- 明確な指示を心がける
「ログイン機能を作って」よりも「メールアドレスとパスワードを使ったユーザー認証システムを作成して、パスワードはハッシュ化して保存する」のように具体的な指示の方が、質の高いコードが生成されます。 - 生成されたコードを理解する努力を怠らない
AIが生成したコードをそのまま使うのではなく、「このコードの各部分が何をしているか説明して」と質問して理解を深めましょう。その過程自体が学習になります。 - 小さな単位でテストする
大量のコードを一度に生成するよりも、機能ごとに小分けにして生成・テストする方が確実です。 - セキュリティに注意する
AIが生成したコードには時にセキュリティ上の問題が含まれることも。重要なシステムに導入する前に、セキュリティレビューを行うことをお忘れなく。
これらのAIコーディング支援ツールは、2025年のビジネスシーンにおいて、もはや「あれば便利」なツールではなく「ビジネス競争力を左右する」重要な存在になっています。プログラミングの専門家でなくても、自分のビジネスニーズに合わせたカスタマイズや自動化を実現できる時代が本格的に到来したのです。
まとめ:2025年、ビジネスAIツールで仕事の質と速度を同時に高める
今回は、2025年最新のビジネスAIツールについて、プレゼン資料作成、業務効率化、コーディング支援の3つの分野から紹介してきました。
本記事のポイント整理
- プレゼン資料作成AI
- Gamma AIとイルシルで爆速スライド作成が可能に
- Beautiful.aiでデザインの自動最適化
- Tomeでストーリーテリング型プレゼンを実現
- 業務生産性向上AI
- Microsoft Copilotでオフィススイート全体を強化
- Notion AIでワークスペース改革
- Perplexityで調査時間を大幅短縮
- コーディング支援AI
- GitHub Copilot、Replit Ghostwriter、Cursorの特徴と使い分け
- プログラミング知識が少なくても活用できる具体例
- 効果的な活用のポイント
これらのAIツールに共通しているのは、「人間の創造性を引き出すためのアシスタント」という役割です。AIが単純作業や時間のかかる作業を担当することで、私たち人間はより創造的な思考や、人間にしかできない判断・意思決定に集中できるようになります。
言い換えれば、AIツールは「時間を買う」ための投資と考えることができます。月額数千円のサブスクリプション料金は、それによって得られる時間の価値と比較すれば、多くの場合非常に合理的な投資と言えるでしょう。
ただし、どんなに優れたAIツールでも、それを効果的に使いこなすためには、明確な目的意識とある程度の学習が必要です。「何のために、どの業務を、どう改善したいのか」を常に意識しながら、これらのツールを活用していくことをおすすめします。
僕自身、春日井コワーキングスペースRoom8の運営やAIコンサルティングの現場で、これらのツールを日々活用しています。最初は「本当に使えるのかな?」と半信半疑でしたが、今ではこれらのツールなしの仕事は考えられないほどです。
あなたも、今回紹介したツールの中から1つでも2つでも試してみることで、仕事の進め方が大きく変わる可能性があります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。AIに関する質問や相談があれば、SNSでお気軽にどうぞ。次回もお楽しみに!
関連リンク
この記事は2025年3月18日時点の情報に基づいています。AI技術は急速に進化しているため、記事公開後に新しいモデルやアップデートが登場している可能性があります。